ミルと珈琲豆の保存方法

ミルアイキャッチ ブログ

こんにちは
NICE BLEND COFFEEです。

 

挽きたてのコーヒーを淹れた時の香り、つい深呼吸してしまうほど良い香りです。
毎日の日課で、朝食の後に欠かさずコーヒーを淹れますが、大切な時間になっています。

朝食イメージ写真

我が家では毎日コーヒーを飲むので、電動のコーヒーミルを使います。とても便利で愛用しています。
今回はそのコーヒーミルについてと、当店でもよく質問をいただく、コーヒーの保存方法についてご紹介したいと思います。

 

 

コーヒーミルについて

手挽きミル

コーヒーミルは業務用と家庭用がありますが、今回は家庭用のミルを三種類ご紹介します。
手挽きのミルは、臼刃と言われる刃で挽く、手回しのものが一般的です。

HARIO Coffee Mill DOME コーヒーミルドーム MCD-2
HARIO Coffee Mill DOME コーヒーミルドーム MCD-2
HARIO Coffee Mill DOME コーヒーミルドーム MCD-2 内部
HARIO Coffee Mill DOME コーヒーミルドーム MCD-2 内部


臼のすり合わせる部分にギザギザの刃が施されており、豆が砕かれます。

豆を均一に挽くことができますが、エスプレッソのなどの極細挽きに挽くことはできません。砕かれた粉は、ミルの下部の受け皿に落ちます。種類によっては、受け皿が保存容器になっているものや、軽量で持ち運びが簡単ものもあります。またアンティークチックのものがありますので、インテリアの一部としても人気があります。

アンティークチックなドーム型手挽きミル
HARIO Ceramic Coffee Mill Skerton セラミックコーヒーミル・スケルトン MSCS-2
HARIO Ceramic Coffee Mill Skerton セラミックコーヒーミル・スケルトン MSCS-2
保存できるミル分解
粉受けが保存容器になる便利なミル

電動ミル


電動ミルにはプロペラ式と、落下式の二種類があります。

プロペラ式

Melitta コーヒーミル ブラック ECG62-1B
Melitta プロペラ式 コーヒーミル
プロペラ式内部構造
プロペラ式ミル

プロペラ式のミルの特徴は筒の中のプロペラが回転して、豆を砕いていきます。

ボタンを押す間だけ、プロペラが回転して豆を挽いていきますので、押す時間が短いと粗挽き、長くなればそれより細かくなっていきます。

豆の挽目を毎回同じ様にするまで慣れやコツが必要ですが、比較的安価で手早く砕けます。

 

 

落下式

Delonghi(デロンギ)
KG364J コーン式コーヒーグラインダー ブラック
Delonghi(デロンギ)コーヒーグラインダー KG364J
Delonghi(デロンギ)コーヒーグラインダー KG364J 02
このミルは長年愛用しています

落下式は、一般的に上に入れた豆が回転する刃を通って下に粉が落ちていく構造になっています。
ダイヤルを回すことで挽き目を調節するのでプロペラ式より簡単です。
一般的に手回しのハンドミルを使用する方が多いですが、毎日多く飲まれる方や、朝の時間が取りづらい方などには電動ミルをオススメします。挽いてあるコーヒーより、飲む都度挽いた方が必ず香り豊かに淹れることができます。

私の自宅でも、長年このデロンギの電動ミルを使用しています。

 

 

コーヒーの保存方法

次に豆の保存方法を説明します。


コーヒー豆は、高温・光(紫外線)・空気(酸素)・多湿を苦手とする食品です。

高温の環境下では、コーヒーから出る油脂が温まり、化学変化で味や香りが変わります。また、光を浴びたり、空気に触れることで、油脂が酸化してしまいます。このため、豆の状態よりも粉の方が、空気や光に触れる面積が広くなるので、酸化スピードが早くなってしまいます。

多湿の環境下では、水分を吸ってしまい、せっかくのコーヒーの香りがなくなってしまい、酸っぱい味になってしまいます。理想の保存場所は冷暗所で、密閉された容器で保存することです。

開封後はどうしても空気に触れますので、購入時の袋の口をしっかりと折りたたみ、輪ゴムやクリップなどで止めてください。また、密閉容器はしっかりとふたを閉めてください。


冷蔵庫や冷凍庫での保存ですが、取り出した時の温度差で結露が生じ、豆がその水分を吸ってしまいます。冷蔵・冷凍する場合は、真空パックのまま、または密閉容器にいれて保存します。お飲みになる際は飲む前日くらいに常温に戻して、早めに使い切ることをおすすめします。

コーヒー豆は非常に乾燥していますので、冷蔵庫から出す度に水分を吸ってしまいます。水分を吸ったコーヒー豆は、香りがなくなり味も落ちてしまいますのでご注意ください。


今回は手挽きミル電動ミル、豆や粉の保存方法についてご紹介しました。

コーヒーは焙煎後、徐々に変化し続けるデリケートな食品で、時間が経ちすぎるとどうしても味が落ちます。

購入されましたらなるべく早めにお召し上がりください^^